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1: 名無しさん@おーぷん 2017/12/21(木)13:14:46 ID:6JO
カーズ「フン!くだらんなァ~!このカーズの目的はあくまでも赤石!究極の生命体となること!」

キュウべぇ「そうかい、それは残念だね。君ほどの素質ならどれほどのエネルギーが産まれるか……」

カーズ「他を当たるんだな」

そして、時代は流れ世代は交代する……

201X年!日本!

カーズ(石)「(地球の重力圏にのった……地球へ帰れるぞ!)」

カーズ(石)「」ドッゴオォオオオン

キュウべぇ「!?隕石!?」

カーズ「ウム……ここは……ヨーロッパではないようだな……」

キュウべぇ「君は……カーズ!」

カーズ「うん?貴様は……たしかインキュベーターとか言ったな。ちょうどいい!今は西暦何年で、ここはなんという国だ!」

キュウべぇ「201X年、そしてここは日本だよ」

カーズ「なるほど……ジョジョはもう死んでいるだろうな、生きていたとして相当年をとっているはず……ふふふ、フハハハハ!もうこのカーズの敵となる者はいない!!」

キュウべぇ「君はどうやら究極の生命体になれたようだね」

カーズ「ああ、そうだ。あの太陽のきらめき……ついに克服したのだ」

キュウべぇ「所で……ここはもうすぐ魔女が孵化するから離れた方がいいよ」

カーズ「魔女……たしか魔法少女の敵となるものだったな、このカーズの糧としてくれよう」

ひ ろ が る 魔 女 結 界

引用元: ・カーズ「魔法少女?だと?」

4: 名無しさん@おーぷん 2017/12/21(木)13:24:15 ID:6JO
カーズ「フン!このカス共め!全て養分としてくれる!」

キュウべぇ「凄まじいね、究極の力とは……使い魔を簡単に吸収するなんて……ところで君、服を着た方がいいよ。いつまでも裸だと現代では通報されるからね」

カーズ「む、そうか……ならば」(服を作り出す)

キュウべぇ「そんなこともできるんだ」

??「誰かいるんですか!?」

カーズ「ムゥ?なんだあの少女は……魔法少女か?」

キュウべぇ「そうだね、あれは巴マミというこの街を守る魔法少女さ」

カーズ「ふむ……やはり魔法少女か……」

マミ「大丈夫ですか!?迷い込んでしまったんですよね!?」

カーズ「(……ここでは自然な反応をしておくか)ん、あ、あぁ……なんだかよく分からないうちに迷い込んだようだ」

マミ「(……けっこう落ち着いてるわね)ここは危険です。私についてきてください」

カーズ「うむ、わかった……(……まあいいか、養分は使い魔とやらからかなり吸収できた)」

キュウべぇ「やぁマミ」

マミ「キュウべぇ!来てたのね!」

カーズ「……(隠れていたのか)」

結界最奥部

マミ「ここに隠れていてください」

カーズ「ああ、あの化物はなんなんだ?」

マミ「あれは私が倒します!」

カーズ「……(どれ、魔法少女の戦い方を見学させてもらうか)」

5: 名無しさん@おーぷん 2017/12/21(木)13:34:42 ID:6JO
彡(゚)(゚)「わいは魔女やで!」

カーズ「……(それにしても気持ちの悪い造形だな……もっとギリシアの彫刻のように美しくなれないものなのか?)」

マミ「えい!やあ!」パァンパァン

キュウべぇ「やあ、カーズ。どうだい?魔法少女の戦いは」

カーズ「……うむ、なかなかに美しく戦っているな。リボンで敵を縛り狙い撃つ、基本的だがいい戦い方だ」

キュウべぇ「どうかな?君もなぜか凄まじい素質があるから契約して魔法少女に……」

カーズ「必要ない」

キュウべぇ「そうかい、まあ、君を契約させても無意味そうだしね」

カーズ「……?」

マミ「ティロ!フィナーレ!!」ドゴォン

彡()()「グエー」

マミ「ふぅ……もう、大丈夫ですよ」

カーズ「ん、ああ、ありがとう。おかげで助かったよ(あの程度で倒せるなら栄養源として差し支えないな)」

結界消滅

カーズ「む、結界が消えたか……もうあの少女もいないようだな、なかなか素早い……」

キュウべぇ「僕はいるよ。カーズ、君……これからどうするんだい?」

カーズ「今の社会というものを見てから決めようと思う……とりあえずは暫くこの街で過ごすことになるな」

キュウべぇ「家なんかはどうするんだい?」

カーズ「なぁに、適当に奪えばいい」

キュウべぇ「……きゅっぷい」
…………
(´・ω・`)「な、なんなんだ君は!」

カーズ「ふむ……一人暮らしか、ちょうどいい」

|・`)「あっ……」

カーズ「こうして食ってしまえばここはこのカーズのものだ」

6: 名無しさん@おーぷん 2017/12/21(木)13:47:01 ID:6JO
カーズ「さて、現代社会を見に行くとするか……こいつ、金を持っているのか……あった、多分これだな」

キュウべぇ「……なかなかえげつないね」

カーズ「フン!人間のひとりやふたりどうでもよかろう……このカーズは地球を思うがままにできるのだからな」
……
CDショップ

まどか「こ、ここは……」 さやか「なんかヤバそう……」

カーズ「……(また魔女の結界か……しかも今度はただの人間が迷い込んでいる……)とりあえず養分補給でもしておくか」
……
ほむら「オラオラオラ!!」パパパパパパァン

キュウべぇ「ぐへっ」

カーズ「……おい、何をしている」

ほむら「!?(な、なにこの大男は……『今まで』見たことがない!)」

カーズ「そこの白い猫……知り合いなんだが、なぜ攻撃している?」

ほむら「(インキュベーターが見えている!?何者なの!?)」

カーズ「見たところ貴様も魔法少女か……この結界に魔女を殺しに来たか?」

ほむら「……なぜ、そんなことを知っているの?」

カーズ「答える義理はないな……ところで、もう終わっているぞ?」

結界が消えていく

ほむら「え!な、なぜ!?」

カーズ「ここの魔女ならすでに死んでいる……このカーズが食ったからなぁ」

ほむら「!?な、なんなのあなたは!!」

マミ「あれ……結界が消えている……?」

ほむら「!と、巴マミ!」

カーズ「おっと……このカーズはそろそろ退散するとしよう……ところで、音楽とはいい文化だな……」ウィンウィンウィンウィン

マミ「あなた!魔法少女なの!?」

ほむら「(アイツ……一瞬で消えた!?)……ええ、そうよ、巴マミ」

マミ「ならここの魔女はあなたが倒したのね……ねぇ、あなた、名前は?」

9: 名無しさん@おーぷん 2017/12/21(木)13:55:11 ID:6JO
ほむら「……暁美ほむらよ(これで巴マミとまどか達が出会うことはなくなった、か)」

マミ「私はそう……ねぇ、暁美さん。あなたが良ければ私達協力しない?」

ほむら「(キュウべぇを攻撃したところは見られていないようね)えぇ、いいわよ」

マミ「そういえばあなたはなんで私のこと知ってるの?」

ほむら「……前に、助けられたから」

マミ「そうだったの、これからよろしくね!暁美さん!」

ほむら「ええ(ここで彼女と親睦を深めるのは悪くない……ワルプルギスと戦いやすくなる)」
……
カーズ「……おいインキュベーター、あの黒髪の魔法少女は何者だ?」

キュウべぇ「さぁ、僕にもわからない、まったくのイレギュラーさ」

カーズ「ふーん、使えんやつだな……」

カーズ「とりあえず今日はこのCDというものとDVDというものを手に入れた……」

キュウべぇ「それで?」

カーズ「音楽とはいいものだ……人間のチンケな文化とバカにしていたが存外おもしろい」

キュウべぇ「そうかい」

カーズ「ところで……貴様はこのカーズにまだ言っていないことがあるな?魔法少女について……」

キュウべぇ「……聞きたいかい?」

カーズ「隠し事をされるのはあまり好きではない」

キュウべぇ「なら、話すよ」

12: 名無しさん@おーぷん 2017/12/21(木)18:02:03 ID:lj1
車の世界でレースしてそう

13: 名無しさん@おーぷん 2017/12/21(木)22:04:50 ID:6JO
キュウべぇ「……というわけで、これが魔法少女の秘密さ」

カーズ「ふぅーん……すると貴様はこのカーズを宇宙を生かす糧にしようとした……と」

キュウべぇ「間違ってはいないね。君のようなものは珍しいし、是非とも宇宙を延命するエネルギーになってもらいたかったけど……君、一度絶望したのかい?」

カーズ「……絶望、そうだな。たしかにあのジョジョにしてやられ宇宙へ飛ばされた時は多少絶望したな……もっとも、戻ってこれた今怖いものなどないがな」

キュウべぇ「君はその一度味わった絶望でかなりのエネルギーを放出したらしいね。究極の生命体となった希望から一転して絶望へ……魔女となっていたらさぞ凄まじい量のエネルギーが得られただろう……」

カーズ「契約しておかなくてよかった、といったところだな。自身が別の存在となってしまっては究極となった意味もない」

キュウべぇ「そうだね、これで知りたかったことは全部かい?」

カーズ「貴様は宇宙の延命のためのエネルギーを探しているのだったな、次の目当てがついているのか?」

キュウべぇ「ああ、そうだね。全盛期の君以上の素質を感じる少女を見つけたんだ」

カーズ「……もしかするとそいつとあの黒髪が関係あるかもしれんな」

キュウべぇ「……なるほど、僕を殺して契約をさせないつもりだったのかな?だとしたらどうして僕の狙いを知っているのだろうね……」

カーズ「そんなことまではわからん、それにあくまでも推測だ……また会った時にでも聞けばよい」
……
病院

さやか「やっべえマジやっべえ……前と同じような空間にまた……」

使い魔「オッスオッス!」

さやか「う、うわあ!来るなぁ!!」

ほむら「大丈夫!?美樹さやか!」パァン

さやか「て、転校生!何そのカッコ」

ほむら「説明は後よ、着いてきて!」

さやか「う、うん」

14: 名無しさん@おーぷん 2017/12/21(木)22:11:46 ID:6JO
人形?「……」

さやか「ね、ねぇ、なんなのアレ……」

ほむら「説明は後、今はここを抜け出すのよ」

さやか「う、うん……」

ほむら「(時を止めて……)」ガチィ

人形?「」

ほむら「こいつの口に爆弾でも放り込んでおきましょう」ポポイ

ほむら「時は動き出す」シュルルルガチ

シャル「ファッ!?」ドオォオン

さやか「うぇえ!?」

ほむら「やったわ」

シャル「グガガガ」ニュゥウウ

ほむら「出たわね」ガチィ

ポイポイポイガチィ

ドォオオオオン

シャル「……」

さやか「あ、空間が歪んで……」

ほむら「出られるわ」

さやか「た、助かった……転校生、ありがとね」

ほむら「ほむらでいいわ、無事でよかった」

さやか「ね、ねぇ……アレってなんなの?」

ほむら「えっと……」

マミ「暁美さん!大丈夫!?」タッタッタ

ほむら「……あの人が上手く説明してくれるわ」

16: 名無しさん@おーぷん 2017/12/21(木)22:42:06 ID:6JO
カーズ「(金髪……マミといったか……それと青髪が離れた……今だな)」

キュウべぇ「やあ」

ほむら「!……インキュベーター!!」

カーズ「そいつをしまえ」

ほむら「あなたは……あの時の!」

カーズ「魔法少女……君、名前は?」

ほむら「……先に名乗ったら?」

カーズ「ふむ、中々肝の座っている……気に入ったぞ。私はカーズという……そこにいるインキュベーターとは古い知り合いだ」

ほむら「(インキュベーターと知り合い?)……暁美ほむらよ……あなたは何者なの?」

カーズ「このカーズが何者か……というのはどうでもいいし、どうせ貴様には理解出来まい……」

ほむら「……言いたくないの?」

カーズ「必要ない、それだけだ。それよりこのカーズが興味があるのは貴様の目的だ……貴様はなぜインキュベーターを攻撃していた?何か新たな契約者が生まれると不都合なことでもあるのか?」

ほむら「……得体の知れないあなたに教える義理はないわ」

カーズ「フム、それもそうだ……そうだな、私は魔法少女の秘密について知っている……貴様の目的はそれに関連している……違うか?」

ほむら「!!……魔法少女の秘密を知っている……ですって?」

カーズ「魔法少女はやがて魔女となる……貴様の目的はこれから生まれる魔女の発生の阻止だ、そうだろう?」

ほむら「……そこまでわかっているのね」

カーズ「情報というのは戦闘のために必須だからな」

17: 名無しさん@おーぷん 2017/12/21(木)22:50:31 ID:6JO
マミ「あら、暁美さんは?」

さやか(魔法少女について聞いた)「あ、そういえば着いてきてない!?」
……
カーズ「で、誰だ?誰の契約を阻止している?」

ほむら「……あなたの目的は何?なぜ私からそんなことを聞き出そうとするの?」

カーズ「まずはこのカーズの質問に答えてもらいたいが……まあいい。私の目的は知的好奇心を満たすことだ。せっかくまた『ここ』へ来れたのだしな」

ほむら「知的好奇心を……それだけ?」

カーズ「ああ、そうだ。なんだ?私が君の目的の邪魔をするとでも思ったかね?」

ほむら「……私の目的はある少女の魔女化、契約を防ぐこと……その少女については言えない」

カーズ「まあ、いきなり信頼するのはさすがに無理だろうな……その少女が魔女化するとどうなるのだ?」

ほむら「地球が滅ぶわ」

カーズ「!……地球と、大きく出たものだ」

キュウべぇ「その少女について……僕が教えてもいいよ?」

ほむら「やめなさい」 カーズ「ほう?言ってみろ」

キュウべぇ「暁美ほむらの守ろうとしているのは、君が2度目に結界に飲まれた時にいた桃色の髪をした少女さ、名前は鹿目まどか」

ほむら「やめろと言ったはずよ」

キュウべぇ「なぁに、この男はまどかをどうこうしようとかそういう気は無いよ」

カーズ「ふむ……あの小動物のような少女が、地球を滅ぼすほどの素質を、な……」

ほむら「まどかに手は出させないわよ」

カーズ「フン!くだらんな、このカーズの目的は好きに生きること!太陽を克服し、全てを超えた今、恐ろしいものなど何も無い」

20: 名無しさん@おーぷん 2017/12/21(木)23:00:52 ID:6JO
ほむら「(この男……さっきからどうもおかしい……変なことを口走るというか……)本当に?」

カーズ「なんなら契約を防ぐことを手伝ってやらんこともないぞ?」

キュウべぇ「えっ!?な、なぜだい!?」

カーズ「地球が滅べば人間も滅ぶ……我が糧となる者がいなくなるのだ。別に規格外の少女で一気に宇宙を延命させずとも小出しにすれば良いだろう」

キュウべぇ「で、でもまどかを見逃すのは僕らにとって……」

ほむら「本当に!?本当にあの子の契約を阻止してくれるの!?」

カーズ「(随分な食いつきようだな、どうも地球を守るというよりは、『まどか自身』を守ることに重点を置いているような……)」

キュウべぇ「困るよカーズ、君がまどかを守るのなら僕らに手出しができなくなる」

カーズ「何度も言っている、地球は私の星だ。必要なのだよ……資源というものは。貴様はしょぼいエネルギーをコツコツ集めていろッ!」

キュウべぇ「……きゅっぷい」

ほむら「……約束してくれる?」

カーズ「いいだろう、この地球は私にとって必要だからな……(まあ、こいつの意図は別だろう……もっと個人的な……)」

マミ「暁美さーん!!」タッタッタ

ほむら「マミ!先に行ったんじゃ……」

さやか「いやーごめんごめん置いてっちゃって……アンタこんなとこで1人で何してたの?」

ほむら「え?(い、いない!また消えたわ……)」
……
カーズ「……やはり、この地球には中々面白い文化が生まれている……ここの先住者のものだろうが……マンガ……気に入ったぞ」

キュウべぇ「やあ」

カーズ「……起こっているか?このカーズに」

キュウべぇ「いや、僕に感情はないよ」

カーズ「フフ、そうだったな……」

22: 名無しさん@おーぷん 2017/12/21(木)23:12:10 ID:6JO
ほむら「……(あの男……本当に何者なのだろう……このループだけのイレギュラー?だとしても……)」

カーズ「やあ、暁美ほむら」

ほむら「……神出鬼没ね」

カーズ「聞き忘れたことがあったのでな」

ほむら「何?」

カーズ「まどかという少女が契約するタイミングだ」

ほむら「そういえばそうね……およそ3週間後、この街に巨大な魔女、ワルプルギスの夜がやってくる。多くの人が犠牲となる……その時彼女は契約して……死ぬ」

カーズ「……それは、魔女化するということか?」

ほむら「……様々ね、死ぬ時も、魔女となる時も」

カーズ「ほう……ならばその『夜』を超えればもうまどかが契約することはない……と」

ほむら「恐らくね」

カーズ「しかしなぜ、貴様に未来のことがわかる?魔法の力によるものか?」

ほむら「そうよ」

カーズ「……予知、あるいは時間遡行、といったところか」

ほむら「……随分頭がいいのね」

カーズ「伊達に究極ではない」

ほむら「そうだわ、私も聞きたいのだけど……あなたは人間なの?」

カーズ「……教えておいてもいいか、信じるかどうかは別として……私は究極の生命体だ」

ほむら「……は?」

カーズ説明中

ほむら「……十万年以上生きてて、人間とは別種で、進化して究極となって地球に君臨するべき存在となった……それがあなた」

カーズ「そうだ」

ほむら「信じがたい……けど、なんていうか、『凄み』あったわ……」

カーズ「全て真実だからな」

ほむら「ねえ、私と一緒にワルプルギスと戦ってくれないかしら」

23: 名無しさん@おーぷん 2017/12/21(木)23:20:22 ID:6JO
カーズ「……私が?」

ほむら「あなたはそこまで言うなら強いんでしょう?なら協力して」

カーズ「……(まどかが契約すると魔力調整が上手くできず魔女化する危険がある……地球が滅ぶとなると厄介だ……)」

カーズ「いいだろう、ワルプルギスを倒すのに協力しよう」

ほむら「……ありがとう」

カーズ「ところで、私はまどかの契約を阻止しきれなかった場合、そいつを『殺す』つもりでいる」

ほむら「!!それは……」

カーズ「(この反応!間違いなくまどかに対し一定以上の感情を抱いている!!)」

ほむら「それは、絶対にない。あなたとならきっとまどかの契約を阻止できる」

カーズ「あのインキュベーター程度に後れをとる私ではない……」

マミ「あ、暁美さん!……と、誰?」

ほむら「あ、マミ……えっと、この人は……」

カーズ「……ほむらの協力者……といったところかな」

マミ「え、えぇ?」

ほむら説明中

マミ「究極の生命体……すごいわね(なんかカッコイイ!さしずめアルティミットシイングとか……)」

カーズ「信じるのか?」

マミ「ええ、暁美さんが仲間だと言っている人なら信用出来るわ」

カーズ「(……ちょろいな、こいつ)」 ほむら「(毎度のことながら、この人は友達には甘いのよね)」

マミ「それで、ワルプルギスが来るって……」

ほむら「ええ、本当よ」

マミ「そう、なの……これから話せない?こんな所じゃなくて……」

24: 名無しさん@おーぷん 2017/12/21(木)23:24:00 ID:6JO
そんなにけものブレイズを読みたいのか?
なんなら変更してやらんこともないが

28: 名無しさん@おーぷん 2017/12/21(木)23:40:12 ID:fuH
支援

29: 名無しさん@おーぷん 2017/12/21(木)23:45:59 ID:8tI
しえん

30: 名無しさん@おーぷん 2017/12/21(木)23:50:40 ID:Owo
楽しみや

31: 名無しさん@おーぷん 2017/12/21(木)23:51:49 ID:8tI
ワイ楽しみすぎて女装してしまう

33: 名無しさん@おーぷん 2017/12/21(木)23:57:08 ID:n17
no title

34: 名無しさん@おーぷん 2017/12/22(金)00:03:12 ID:EED
巴マミの家
マミ「えっと……カーズさんはケーキとかって食べます?」

カーズ「ああ、普段はあまり食べないが、好きではあるぞ」

ほむら「……意外ね」

カーズ「なにも人間のものを一切食わない訳では無いからな」

マミ「それじゃあ持ってくるわね!」テテテ

ほむら「さて……あなた、普段何食べているの?」

カーズ「……ここに来てからは、使い魔と魔女……ぐらいだな、人間は食ってないから安心しろ」

ほむら「そう……(……じゃあ、人間をたべることもあるのかしら……)」

カーズ「前までは人間を石仮面によって進化させた吸血鬼を食っていた……今は石仮面が手元にないのでその代わりに魔女なんかを食らっている」

ほむら「……石仮面、さっきの話に出てきたもの……私、そんなの聞いたこともないわ」

カーズ「まあ、仕方ないだろう。この島国には来たことがなかったのでな……」

マミ「はい!ケーキよ!紅茶もあるわ!」

カーズ「おっと、どれどれ……ふぅむ、なかなか美味そうだ」

マミ「ええ!自信作よ!」

ほむら「……いただきます」

カーズ「うん、美味い」

マミ「よかった!暁美さんは?」

ほむら「ええ、美味しいわ……変わらないわね」

マミ「うん、よかったわ!……それで、本題なんだけど……暁美さんはどうやってワルプルギスが来ることを知ったの?」

ほむら「(この際、もう言ってしまおうか……)それは私の魔法によるものよ」

36: 名無しさん@おーぷん 2017/12/22(金)00:17:28 ID:EED
ほむら「(中略)私は何度も時間を繰り返してきた……あの子との約束を守るために……」

マミ「暁美さん……苦労したのね」ウルウル

カーズ「なるほど……時間遡行、やはりそうか」

ほむら「マミ……」

マミ「まどかさんのためにがんばってるのね!私も全力で暁美さんを助けるわ!」

ピンポーン

カーズ「うんん?」

さやか「マミさーん!私です!」

マミ「あぁ、そうだった!呼んでたんだった!」

ほむら「……やれやれね」

さやか「どうも……ってほむらと……誰!?」 まどか「ど、どうも……」

マミ「えっと……この人は……」

マミ説明中……

さやか「理解がおっつかない……」

まどか「究極……?なんかよく分からない……」

ほむら「マミ?どうしてまどかまでいるの?」

マミ「それはキュウべぇが素質があるって……」

キュウべぇ「やあ、カーズとほむらがいるのは計算外だったね」

まどか「あっキュウべぇ」

マミ「そうよね?キュウべぇ」

キュウべぇ「ああ、でもそこの2人はまどかとの契約を阻止したいようだけど……」

37: 名無しさん@おーぷん 2017/12/22(金)00:40:48 ID:tnV
(’;ω;`)「食べたじゃないか…」

38: 名無しさん@おーぷん 2017/12/22(金)01:00:55 ID:EED
>>37
カーズは嘘つき
よってカーズはホモ
Q.E.D.

39: 名無しさん@おーぷん 2017/12/22(金)01:13:45 ID:EED
マミ「あら……そうよねぇ、たしかに、魔法少女の戦いは危険が多いし……ならないに越したことはないかもね……」

カーズ「そうだな……場合によっては大怪我だってするだろうし……(なによりただ餌として利用されてる、とは言えんな)」

ほむら「そうね、平和に暮らせるならそれが一番だわ」

まどか「そう……なんですか……」

さやか「……でも、私、叶えたい願いを見つけたんです!」

ほむら「!!」

カーズ「……」

マミ「そう……それはどんなのなの?」

さやか「実は……幼なじみが怪我をして……それがどうやら難しい怪我らしくて……」

まどか「さやかちゃん……」

マミ「……あまり、すすめはしないわ。人のために願いを使うことは」

さやか「ど、どうして!」

マミ「そういう風に他人のために願って……最悪の形で壊されてしまった子を知っているの。その子のように後悔だけはしてほしくないから……」

さやか「……そういうことなら、大丈夫ですよ。そいつの怪我を治すことは私のためでもあるし」

カーズ「……怪我、か……どういう具合なんだ?難しいとは……」

さやか「えっと……神経が繋がってないとか……なんとか……」

カーズ「(現代医学ではそこら辺が限界なわけか)……そうか」

マミ「とにかく、じっくり考えて?自分を危険な戦いの中に落とし込んでも良いものかどうか……鹿目さんもね」

さやか「は、はい!」まどか「はい!」

カーズ「……ほむら」ボソ

ほむら「……何?」

カーズ「あのさやかというのは契約を阻止するべきか?」ボソボソ

ほむら「そうね……あの子の契約要因となりうるから、そうした方がいいわ」ボソボソ

カーズ「そうか……あー、さやか?その幼なじみの怪我とやらはこのカーズなら治せるかもしれんぞ?」

40: 名無しさん@おーぷん 2017/12/22(金)01:21:51 ID:EED
キュウべぇ「え、またかい?」

カーズ「危険分子は潰しておくに限る……」

さやか「ほ、本当!?」

カーズ「私は究極の生命体だ……切れた神経を繋いでやることくらいならできる」

マミ「まぁ……!」

ほむら「そんなことまで……?」

カーズ「……ああ、できる(とは言っても、一部を食って組織を作り直す感じになるがな)」
……
病院
カーズ(変装)「というわけで緊急手術を行う」

恭介「しゅ、手術ですか!治るんですね!?」

カーズ「ああ、治る」
……
カーズの手術()は秘密裏に行われた
カーズ(変装)「もう大丈夫だから包帯を外してご覧」

恭介「はい……!動く!腕が!足も!動くぞ!!先生、ありがとうございます!!」

さやか「やったね、恭介!!」

恭介「さやか……ありがとう、今までさやかが支えてくれたから……」

さやか「恭介……」

カーズ(変装)「(邪魔になりそうだな……クールに去るとしよう)」
……
マミの家
さやか「というわけで、恭介の怪我も治ったので!魔法少女になるかどうかはまた考えます!」

まどか「私も、まだ叶えたい願いとか見つからないし……考えることにします」

マミ「ええ、それがいいわ」

ほむら「究極の生命体ってなんでもアリなの?」

カーズ「たとえ溶岩に放り込まれても生き残れるぞ」

41: 名無しさん@おーぷん 2017/12/22(金)01:32:45 ID:EED
キュウべぇ「やれやれ……これで一段と契約が難しくなったようだね」

カーズ「もうお前の出る幕はないかもなぁ」

まどか「……」
……
??「ここも魔女が減ってきたな……しょーがねぇ、見滝原に行くか……」
……
マミ「はあ!!」ダァンダァン ほむら「フン!」パァンパァン

カーズ「……」ドスブシュザクパクー

マミ「倒したわね!」 ほむら「ええ(カーズがいるお陰で魔力消費が大分抑えられるわね)」

カーズ「グリーフシードは回収したか?ならそろそろ帰るぞ」

??「あれ?何だよ、この街には魔法少女が二人もいんのか?」

マミほむらカーズ「!!」

??「よっ、マミ……久しぶりだな」

マミ「佐倉さん!」

ほむら「……佐倉杏子……」

カーズ「……」

杏子「……なぁ、マミ。そこの紫っぽいのはいいとして……その大男はナニモンだ?」

マミ「彼はカーズさん。究極の生命体で私達の協力者よ」

杏子「……マミ、昔っからお前はそういう奴だったが……ふざけてるのか?」

マミ「ふ、ふざけてなんかないわ!いたってマジメよ!」

カーズ「……そうか、お前が佐倉杏子か……」

杏子「ああ、そうだよ。マミのやつから聞いたのか?オッサン」

カーズ「……オッサンとはなかなか随分な呼び方だな」

杏子「まあ、いいや。で?そっちの紫っぽいのは……」

ほむら「暁美ほむらよ」

杏子「やれやれ……一度に三人相手はキツイかな……」

42: 名無しさん@おーぷん 2017/12/22(金)01:46:22 ID:EED
マミ「佐倉さん!?何をするつもり!?」

杏子「このナワバリをいただきに来たんだよっと!!」ジャラララン

ほむら「!」ヒョイ

杏子「避けた、か……でも、こっちはどうかな!?」

ほむら「曲がった……!」

カーズ「フン!」ドシュウ

杏子「なっ、腕を切らせて止めやがった……のか!」

マミ「カーズさん!」

カーズ「待っておれい!すぐに片付けてくれる」

ほむら「カーズ!殺しちゃダメよ……」

カーズ「ああ、こいつは『使える』のだろう?」

杏子「ごちゃごちゃ言ってんじゃねーぞ!オッサン!」ズオッ

カーズ「さっきより大きな槍で潰し切るか……くだらん手だ」ワサワサワサ

ガキィン!!

杏子「なっ……プロテクターか!」

カーズ「そしてその破片がすでに貴様に取り付いている……」

杏子「破片が……ヘビに!!うあぁ!!」ギュウウ

マミ「ついでにリボンも巻いときましょうか」シュルルル

杏子「く、くそ!わかった、負けだよ!アタシの負けだ!」
……
マミホーム
杏子「ってわけで……魔女が減ってきたからこっちに来たのさ」

マミ「襲う前に言ってほしかったわ」

杏子「う……すまん……」

ほむら「グリーフシードが欲しいなら少し分けるわよ?」

杏子「ま、マジか!?」

43: 名無しさん@おーぷん 2017/12/22(金)01:55:11 ID:EED
ほむら「ただし、条件があるわ」

杏子「条件……?」

説明中

杏子「なるほど……ワルプルギスを倒す手伝いをすりゃあグリーフシードをくれるしここのナワバリも共有させてくれる、と」

ほむら「悪い条件ではないと思うわ」

杏子「受けるよ」

カーズ「ふーん、随分聞き分けがいいじゃあないか」

杏子「そりゃあな、3人も魔法少女がいて人外の化け物が1人ならワルプルギスにだって勝てるだろ」

カーズ「人外……というより、全てを超越した生命体だな」

杏子「ふーん、わりとどうでもいいや」

マミ「佐倉さん!また一緒に戦ってくれるのね!」

杏子「お、おう……その、悪かった。意地張っててよ……」

マミ「もういいのよ、私達だって生きなきゃならないしね……」

キュウべぇ「そうだね」

ほむら「インキュベーター……」

キュウべぇ「ところで僕は君たちに隠していたことがあるんだ」

カーズ「!!インキュベーター、貴様……」

ほむら「や、やめなさい!」

杏子「なんだぁ?」 マミ「隠してたこと……?」

キュウべぇ「君たちのソウルジェムには文字通り魂が入っていて、濁りきると魔女になるんだ」

ほむら「野郎ォーーーッ!!」パパパパパパァン

キュウべぇ「やれやれ、無闇に殺さないでくれよ。もったいないじゃないか」

杏子「んだと……魔法少女が魔女に……?」

マミ「そ、そんな……そんなこと……」

ほむら「(まずい……)」

44: 名無しさん@おーぷん 2017/12/22(金)02:04:52 ID:EED
マミ「ソウルジェムが魔女を生むなら……みんな死ぬしかないじゃない!!」

ほむら「くっ!」

杏子「お、おい、マミ!落ち着けよ!」

マミ「希望を振りまくはずの魔法少女が……実は絶望を振りまくなんて……そんなの!それなら死んだ方がマシよ!」

カーズ「それは違うなァ……」

マミ「どうして……!私達がいつか魔女になるなんて!」

カーズ「そのいつか……とは、いつのことだ?」

マミ「それは!……ソウルジェムが濁りきった時……」

カーズ「それならば死ぬのはその時で良いだろう?貴様はその振りかざした銃で自殺するつもりだったようだが……今死ねばそれこそ全てが無意味だ」

マミ「……!死ぬのは……魔女になる瞬間……」

カーズ「そうだ!どうせ死ぬというなら足掻いてみせよ人間!その程度のことならほかの人間と同じことだ」

マミ「……」

杏子「マミ……もしも魔女になりそうならアタシがお前を殺してやる」

マミ「佐倉さん……」

ほむら「そうよ、今死んだら悲しむ人も多くいるわ……」

マミ「暁美さん……私、私達……生きていてもいいの?」

カーズ「生きてはならぬ生命などない……もっとも、それはこのカーズの裁量次第でもあるがなァ」

マミ「そう……よね……私、死ぬまで死に抗ってみせるわ……」

キュウべぇ「……やれやれ、思惑が外れたね……」

マミ「キュウべぇ……出てって……今はあなたの顔、見たくないから……」
……
ほむホーム
ほむら「(まさかあそこでインキュベーターがぶっ込んでくるとは……奴らもそうとう焦ってるってことかしら)」

45: 名無しさん@おーぷん 2017/12/22(金)02:13:34 ID:EED
……
マミホーム

マミ「むにゃ……佐倉さん……」

杏子「(……マミと一緒に寝るなんて久々だな……しっかし、キュウべぇの野郎あんなことを言ってアタシ達を錯乱させようとするとは……)」

マミ「んゅ……佐倉さん……」

杏子「……はいはい、なんつーか子供っぽいなこいつ……」
……
カーズホーム
カーズ「インキュベーターめ……焦っているようだなァ……どうしても鹿目まどかと契約をしたいらしい……だが、無駄だ」

カーズ「(ことが済んだらこのアニメ全巻借りて見るか……)」
……
なんだかんだあって
……
まどか「ほむらちゃん、マミさん、杏子ちゃん、カーズさん、気をつけてくださいね!」

さやか「このさやかちゃんも、こっちで応援してますから!」

ほむら「……えぇ、行ってくるわ」

5
ほむら「……ついにこの時が……」
4
マミ「すごい風……来るのね」
2
杏子「来てみやがれってんだ」
1
カーズ「出た……!」

ワルプルギス「アハハハ!アハハ!アハハハハハハ!!!」

杏子「でっけえ!なんつーでかさだ!」

ほむら「行くわよ!作戦通りに!」

マミ「ええ!わかったわ!」

カーズ「私は先に削っておく!」ビュン

杏子「すげー!あいつこの風の中でまっすぐ飛んでくぜ」

ワルプルギス「アハハハハハハ!」ゴォオオ

カーズ「この程度の炎効かんわ!」ザムゥウ

ワルプルギス「アハハ!?アハ!?」

46: 名無しさん@おーぷん 2017/12/22(金)02:14:00 ID:EED
もうすぐ終わるけど続きは明日

47: 名無しさん@おーぷん 2017/12/22(金)07:02:51 ID:Rxs
ふええ焦らさないで支援

48: 名無しさん@おーぷん 2017/12/22(金)09:16:58 ID:EED
マミ「これが時の止まった世界……」

ほむら「時間は長くはない、急ぐわ!」

杏子「オッケー!」

カーズ「」

ワルプルギス「」

ほむら「カーズが攻撃してる面の反対に集中砲火!!」

マミ「最初っから全力よ!ボンバルダメント!!」

杏子「この技は久々だが……やってやる!!」

マミ「ロッソ・ファンタズマね!」

杏子「その名前で言うな!」

ほむら「くっ……時は動き出すッ!!」

キキキ……ガチン

ワルプルギス「アハハ!??ハハ!?」ボンボンボォン

カーズ「ムッ……時止めか、便利な魔法だ……」

カーズ「(こいつ……食らってはいるがダメージとしてはそれほど入っていない……)」

マミ「……あまり効いてないのかしら……」

ほむら「魔法障壁……少し弱まっている……効いてはいるわ!」

杏子「そうかい……ならもっとぶつけてやるだけだッ!!」

カーズ「おい暁美ほむらァッ!こいつに弱点なんかはないのか!?」

ほむら「わからないわ!」

カーズ「そうか……ならば目に付いたところ全てを攻撃するのみ!」

キュウべぇ「やれやれ……すごい力だね、究極の生命体というのは……」

ほむら「インキュベーター……何をしに来たの!?」

キュウべぇ「なに、少し報告をね……今回のワルプルギスは多少障壁が『分厚い』んだ。君たちの魔力が持つかどうか……」

杏子「んだと!?テメェがやったのか!?」

49: 名無しさん@おーぷん 2017/12/22(金)10:35:54 ID:EED
キュウべぇ「いや、僕は関係ないよ。今回が『特別』だっただけさ」

マミ「そんな……それってどのくらい……」

キュウべぇ「君の全力を100回分くらい、かな」

ほむら「なんてこと……あの技を100回……!?」

カーズ「ほう、それを聞けて助かったぞインキュベーター」

キュウべぇ「え……?どういうことだい?」

カーズ「最近魔法というものも研究してな……ほかの生物に出来てこのカーズに出来ぬものなどない……」

キュウべぇ「……ば……馬鹿な……契約なしで魔力を使うだなんて……」

カーズ「舐めてもらっては困るなァ~。名を付けるとしたらこれはとりあえず波紋疾走とでも呼んでおくか……あのいまいましい波紋によく似ているからな」

マミ「こ、この魔力……!一体……!?」

杏子「ヤバいぞ……アタシ達も離れた方がよさそうだ!」

ほむら「すごい……!」

カーズ「山吹色の波紋疾走ッ!!」ゴォォアッ

ワルプルギス「アハ!?」ビシィ

カーズ「ッ!連打ッ!!」ドドドドドドドド!!

ワルプルギス「アハハハ!!?」ピシパシビシ

ほむら「奴の障壁にヒビが……!」

マミ「いける!!」

杏子「勝てる……勝てるぞ!」

キュウべぇ「そ、そんな……こんなことが……」

ワルプルギス「アハ……ハハ……ハ……」バリィイン

ほむら「!!『今』よ!!」

50: 名無しさん@おーぷん 2017/12/22(金)11:30:18 ID:EED
カーズ「いや、待てィッ!!……これは……」

ワルプルギス「ウフフフ……アハハハハ……」グググッ……

マミ「何が……起こっているの……」

杏子「ワルプルギスが……ひっくり返って……いや……」

ほむら「『正位置』に……戻っていく……」

カーズ「まだ終わらんというわけか……!」

キュウべぇ「ワルプルギスが正位置に……わけがわからない……でも、魔力はかなり上がったらしい」

キュウべぇ「(これはチャンスかもね)」ピョン

カーズ「エイイ!格好が変わろうが貴様の本質は捕食される側ッ!食い殺してくれるッ!!」

マミ「魔法障壁がない今なら攻撃は通じる!一気に片付けるわよ……っ!?」

ワルプルギス「ウフフフ……フハハハハ!!」ゴォォオオオッッッ

ほむら「こ、この衝撃はッ!?」

杏子「な、何だ……吹っ飛ばされるぞッ!!」

カーズ「ぐう、う、RRRRYYYYEEE!!」

マミ「きゃあぁーーーッ!!」

ドォオン

……

キュウべぇ「というわけで、ワルプルギスの様子がおかしいんだ……ひょっとするとほむらたちは……」

まどか「そ、そんな……」ダッ

さやか「ちょっとまどか!どこへ行くの!?」

まどか「だって……ほむらちゃんたちが……」

さやか「アンタ……聞いたでしょ!?まどかが契約して戦ったら……死ぬか、最悪の魔女になるんだよ!?」

まどか「でも……でも!」ダァッ

さやか「ま、待って!まどかぁっ!!」

51: 名無しさん@おーぷん 2017/12/22(金)11:39:06 ID:EED
まどか「なに……これ……」

千切れて飛んだ、誰かの足、指、そして崩れたビルの隙間からのぞく……よく見知った金の髪

杏子「まどか……?テメェ……なんで来た……」

まどか「杏子ちゃん!?どこ!?」

杏子「……アタシはまだセーフだ……腕が1本飛んだけどな……マミやほむらは……カーズは……」

マミ『私も……無事とは言えないけど生きているわ……ソウルジェムがたまたま外れたのね……』

まどか「マミさん!?」

カーズ「このカーズは肉片さえ残れば平気だ……しかし、暁美ほむら……杏子やマミの前に出ていた奴は……」ウゾウゾ

まどか「そ、そんな……うそ……」

マミ『暁美さんの構えた盾のお陰で私もソウルジェムは無事だった……だけれど……』

まどか「いや……いやあ!!」

杏子「アイツの盾だ……こんなところに落ちてた……」

さやか「はぁっはぁっ……まどか……!な、何これ……」

マミ「頭の修復だけは出来た……でも、もう限界ね……」

まどか「あ、あぁ……ほむらちゃん……」

まどかの視線の先……落ちていたのは、砕け散った紫色の宝石だった

52: 名無しさん@おーぷん 2017/12/22(金)11:46:46 ID:EED
ワルプルギス「ウフフフ……アハハハハ……」

まどか「……キュウべぇ!」

杏子「!お、おい!」 マミ「鹿目さん!」

カーズ「や、やめろ!それだけはやめるのだ!」

まどか「私……契約を……」

ほむら「その必要は無いわ」

まどか「え……!?」

ほむら「私は生きている……ギリギリで盾の中に入ることで生き延びたわ」ニュッ

杏子「うぇえ!?」

マミ「暁美さん……!!そ、それじゃああの紫のは……」

ほむら「あれは盾のパーツが弾け飛んだのよ……」

まどか「ほむらちゃぁん!」

ほむら「泣かないで……まどか……さあ、行くわよ。まだ戦いは終わっていない」

マミ(身体も修復した)「その前にグリーフシードだけくれないかしら……そろそろヤバいわ」

杏子「これ、使いな!」ポイッ

マミ「佐倉さん!?……あ、ありがとう!」シュワァン

杏子「帰ったら美味い飯食わせろよ」ニヤ

マミ「ええ、そうね!帰ったら……!!」

ほむら「ええ、アイツを倒して帰るわよ!」

カーズ「フフ、どうやら貴様が契約を交わすまでもないな……」

キュウべぇ「ぐ、ぐぬぬ……」

まどか「ほむらちゃん!!」

ほむら「!……何?まどか」

まどか「……がんばって!!」

ほむら「もちろん!」

53: 名無しさん@おーぷん 2017/12/22(金)11:56:34 ID:EED
ほむら「盾のパーツが飛んだせいで中の砂が溢れ出してる……正真正銘これが最後の時間停止よ、カーズ!杏子!マミ!」

杏子「おう!一気に決めてやる!」

マミ「回復もしたし、最大出力でいくわ!」

カーズ「フッフッフ……このカーズの全力を食らうのだ……」

カーズ杏子マミほむら「絶対に勝つ」

ガチィン ギ ギ ギ

ガキィン

ワルプルギス「う……ふ……は……」ボォンボンドォオンドガァンバギバギバギ……

キュウべぇ「わ、ワルプルギスが……」

カーズ「とどめッ!!」ザグゥ

ワルプルギス「ギィヤァアアアア!!!」ジュワァアアア

ほむら「や、やった……ついにワルプルギスを……」フラッ……

マミ「あ、暁美さん!?」

杏子「……寝てるだけだ」

カーズ「寝かせてやれ……こいつの長い戦いも終わったのだ……」
……
まどか「みんなぁっ!よかった!よかったよぉ!」

さやか「本当に……みんな生きててよかった!」

マミ「えぇ……よかったわ、こうして夜を超えられて……」

杏子「そうだな……ほむらも……」

ほむら「スー…スー…」

カーズ「とにかく、これでこのカーズを脅かすものは無くなった……ゆっくりと現代の研究ができるというものだ」

キュウべぇ「ねぇ、まどか。ダメもとで聞くけど契約する気は……」

まどか「ないよ!」 さやか「あたしもね!」

キュウべぇ「……きゅっぷい」

55: 名無しさん@おーぷん 2017/12/22(金)12:13:41 ID:EED
それから……

マミさんは高校受験のために勉強を始めました。忙しくなったのであまり会えなくなってしまったし、魔女退治にもあまり行けてないらしいです

杏子ちゃんは風見野と見滝原を行ったり来たりして、マミさんの分のグリーフシードも取って頑張っているようです、ご飯目当てなのかどうかはわからないけど……

さやかちゃんはなんだかんだで恭介くんとお付き合いすることになったらしいです。やっとかって思います

ほむらちゃんも、時間停止の力を失いはしたけど魔法少女としてきっちり街を守っています。それに、前よりよくお話できるようにもなって、それが私にはすごくうれしいのでした

カーズさんは……正直よく分からない……、一体どこにいて、何をしてるのか全く話してくれないのです……ほむらちゃんとはたまに話しているらしいけど……

……

カーズ「……人間社会の変化は凄まじいな……たった数十年でこれほどまでに様変わりするとは……」

キュウべぇ「やれやれ、随分熱心に人間の文化なんて気にするんだね」

カーズ「ん、なんだ貴様か。存外おもしろいものだ、貴様の関わりなく発展してきたものもあってな……そういえば、どうだ、エネルギーの回収は」

キュウべぇ「誰かのせいで大変だよ……せっかくの大規模回収となりそうだったのに……」

カーズ「フン、関係ないなァ……ところでインキュベーターよ、このインターネットというのは……」

キュウべぇ「あぁ、それならこれをこうして……」

……

まあ、この時代を楽しく生きているらしいです

おしまい

56: 名無しさん@おーぷん 2017/12/22(金)12:28:24 ID:G0l

58: 名無しさん@おーぷん 2017/12/22(金)14:04:13 ID:9sC
くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ

まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」

さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」

マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」

京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」

ほむら「・・・ありがと」ファサ

では、

まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」



まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」

本当の本当に終わり